 |  | 2007/03/01 今回は“意外と知らない「ただしい測定」−No.03” として「血圧」のレポートをお届けします。
まず前回のレポートでもお話しした様に「体温や脈拍」と同様、「血圧」も個人差があると言う事を認識して下さい。
■意外と知らない「血圧測定時の常識」とは?
同じ腕で、同じ時間に測定する事です。 ・血圧は、左右の腕では多少の差があるので、いつも同じ腕で測りましょう。 ・血圧は、一日の中で変動するので、毎回同じ時間帯で測定しましょう。 (睡眠中が最も低下し、起床から徐々に上昇し、午後5時前後に最も高くなります。)
又、右腕で測った「血圧」が、左腕で測った血圧より20以上も高い場は「動脈硬化」や「大動脈炎」「大動脈縮窄(しゅくさく)」などの病気が疑われます。
■「血圧が高い(高血圧)」状態とは?
男女の区別なく成人以降の一般的な日本人の心臓が送り出す血液は、 一回あたり70〜80ccでほぼ一定量ですから、一分間の脈拍平均値が約60〜70回とすると、一分間に心臓から全身に送り出される血液は約5リットルとなります。 動脈硬化が進んだり(血管の動脈壁の柔軟性が失われた状態)、血液の粘り気が増加すると、血液の流れが悪くなり、心臓は血液を送る圧力を高くする必要が生じます。 これが血圧が高い(高血圧)と言われる状態です。
■「上の血圧」「下の血圧」とは?
・上の血圧(最高血圧・収縮期血圧):心臓が最も収縮した時の血圧 ・下の血圧(最低血圧・拡張期血圧):心臓が最も拡張した時の血圧
■「血圧の健康基準」は?
WHO(世界保健機構)、国際高血圧学会が作成した「高血圧の基準となる数値」から区分すると、 ・至適血圧:拡張期血圧(下)80未満/収縮期血圧120未満 ・正常血圧:(下)80〜85未満/(上)120〜130未満 ・正常高血圧:(下)85〜90未満/(上)130〜140未満 ・軽症高血圧:(下)90〜100未満/(上)140〜160未満 ・中等高血圧:(下)100〜110未満/(上)160〜180未満 ・重症高血圧:(下)110以上/(上)180以上 となります。
一般家庭に普及しているデジタル血圧測定器で測る場合は、朝の測定値として、(下)85以上〜(上)130以上であれば「高血圧」を疑うべきです。
又、スポーツジムなどに設置してある血圧測定器は、電気的な刺激などで、多少高めに表示される事があります。
■「脈圧」って?
収縮期血圧(上)から拡張期血圧(下)を引いた数値が「脈圧」です。 脈圧の標準値は40〜50で、脈圧が大きい事は、血管事故をおこしやすい信号と言えます。
血圧測定に限らず、ご自分やご家族の体重・体温・脈拍などのバイタルサインに関して、少しでも不安を感じたりしたら、気軽にかかりつけの医師に聞いてみる事は大切な事です。
自分や大切な家族の健康の為に、先ず“信頼できる健康医療情報”に触れ、理解・納得の上、お薬や医療と付き合って行きましょう。
株式会社クオリティー・オブ・ライフ 医療情報室 藤田 正三
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