ウェブドクタートップへ
コンテンツメニュー
ボタン
ボタン
ボタン
ボタン
ボタン
ボタン
ボタン
ボタン
病院医院登録のご案内
定型ホームページのご案内
医療相談医参加のご案内
会員の方はこちらから
会員登録はこちらから
WomenQOLポータル
標準医療情報センター
サイトマップ
会員サービスの紹介
個人情報保護方針
お問い合わせ
本サイト運営会社

WD_columubar.jpg
MENU:WebDoctor ポータル>>健康コラム>>開業医のつぶやき>>第7回 「東洋・西洋医学」と「代替医療」
Page 1/1
第7回 「東洋・西洋医学」と「代替医療」
《「東洋医学」と「西洋医学」と……》

 西洋医学に於ける治療にあっては、内服薬や注射、放射線治療や手術等、多くの手段を駆使するのはご承知の通りであるが、患者さんのなかにはそれらについて明らかに拒否する方もいるようである。内服薬や注射については副作用が心配であり、まして根本的治療とはならないような“痛み止め”についても服用したくないと考えるのが常であり、そのような方は、漢方や鍼等の東洋医学の信奉者になるべくしてなってしまうのだろう。確かに、東洋医学的見方からすると、全身的に症状を捉え、調整を図り、人間の持つ免疫力、治癒力を期待すると言った点で西洋医学といささか異なるし、それはそれで利用すべき点が多々あるのも事実である。実際、筆者も日常の診療に於いて漢方を処方するし、鍼も実施しているのである。
 ところで、漢方については副作用も認められるし、鍼も全く効果が無い場合もあるわけで、東洋医学にしろ西洋医学にしろ夫々に長所短所があり、双方の良い点を用いながら補い合って行く事が肝要だろう。いづれについても、それを試してみる事で自ら調子が良いと感じたり、病状の改善が見られたり、更にはそうなる事で精神的にも落ち着いた状況が得られるならば、とりあえず続けて行く事を勧めている。
 これからの医療は、科学的根拠に基づいたものでなければならないとされている。と同時に、未だ科学的根拠が得られずとも、永い伝統に培われた、いわゆる身体のバランスを調整し、体質を改善するとの東洋医学的考え方をも取り入れる柔軟な対応が、医療側、患者側双方に求められている。
 どちらにしろ、信仰に似たありがたがり、思い込みは、医学にあって時に“手遅れ”を生ずる。


《“代替医療”とどう付き合うか?》

 現代社会に広く行き渡っている西洋医学以外の医療で、“代替医療”と呼称されるものが注目されてる。漢方、鍼灸、整体やカイロプラティック、指圧、マッサージ、温熱療法、各種サプリメント、リラクゼーション、アロマテラピー、催眠療法や音楽、芸術療法、あるいはまた、ヨーガ、気功、太極拳を始め様々な運動を取り入れた療法、食事療法等々、実に多岐に渡っている。
 何故にこれ程までに盛んになって来たのか?ひとつには、西洋医学にあっては、患者自身を全人的に扱ってくれない(個々の患者一人一人を見ると言うよりは、症状や検査結果を重視しつつ患者を治療していくのが西洋医学の主なやり方である)、効果が期待出来ない、医者から見放された等の不満、不信が生じ易いことが挙げられる。また、副作用の心配、不定愁訴が全面に出易い多くの慢性疾患に対する不安、そして更には、人々のライフスタイル、価値観が多様化し、健康で質の高い生活を長く維持したいとの欲求が強くなっているためでもある。
 代替医療に関しては、少くも日本の医師は全くと言って良いほど教育を受けておらず、患者さんが相談を持ち掛けても的確なアドバイスはほとんど期待できないだろう。筆者も、漢方、鍼、あるいは理学療法で利用するマッサージや運度療法についてはお答えするが、その他はコメントを差し控えている。但し、患者さんが試してみたいとの意志は必ず尊重するし、コメントは出来ないものの実際試してみて「調子良いな」と感ずるなら続ければ良いし「余り具合が良くないな」と思ったなら中止するとの、或る種大まかな考えでよろしいのではと申し上げている。
 西洋医学は診断、治療に重きを置くが、代替医療は治療もそうだが予防を重視すると言われている。しかしながら現在、代替医療に関するエビデンス、即ち科学的根拠は残念ながら確立されていない。“○○が癌に効果があった”とする体験談であったり、少人数に関する小規模データなるものが報告されているのがほとんどであり、本格的な検証は今後の課題なのである(アメリカでは一部大規模な臨床検証が始まっているが・・・)。但し、漢方、鍼等については、ご承知の如く数千年の歴史を経て伝承されてきており、ある程度エビデンスなるものも確立されているのだが、いわば経験則として有効性が立証されていると言えるのではなかろうか。
 最近は「自己責任」なる言葉が喧伝されているが、だからと言って、「各自お好きなように、ご自由に・・・」とも医者の立場としてなかなか言い辛いものがある。以下の3点を記憶に留めて代替医療をご利用頂きたい。
(イ)重大な病気が隠されていないか、西洋医学的なチェックを必ず受けてからにする事。(代替医療の利用を医師に必ず申告しておく事)
(ロ)利用後も、症状に悪影響を与えていないか、定期的なチェックを受ける事。
(ハ)代替医療にも副作用、危険性は存在する事。

余談:テレビ、ラジオ等で代替医療について報道される事があるが、エビデンス重視と言うより、或る程度視聴率を意識したショー的な要素の強い番組が時に見られる。また、インターネットに於いても、科学的根拠に疑問があり、かなり無責任な情報が流れやすいので注意が必要である。
◆◇◆バックナンバーはコチラから◆◇◆
backnumber.gif
Page 1/1
Copyright (C) 2005 Quality Of Life. All Rights Reserved.